「弥生会計オンライン」は、インストール型の会計ソフトで実績のある弥生株式会社が提供しているクラウド型会計ソフトです。
クラウド型会計ソフトを利用する中小企業等では、『弥生会計オンライン』の利用者は 15.4% 。「freee」と「マネーフォワード クラウド会計」に次いで多くの方が利用しています。(2017年9月 MM総研調べ)
それでは、「弥生会計オンライン」でどの様なことができるのか、特徴や機能、使って得られるメリット、利用者の感想や料金についてご案内します。
目次
「弥生会計オンライン」とはどのような会計ソフト?
「弥生会計オンライン」は、法人用のクラウド型会計ソフトです。
クラウド型なので、パソコンへのソフトのインストールは不要。
いつでもどこでもインターネット経由で利用することができます。
また、会計データはパソコン本体ではなく、クラウド上で保存されバックアップもされるので、パソコンの故障の心配も不要です。
そもそも、クラウドって何?
クラウド(cloud)は「雲」のことですが、近ごろコンピューター用語で使われている「クラウド」とは、「クラウド・コンピューティング(cloud computing)」という言葉を略したものです。
一言でいうと、ユーザーが自分のパソコンにソフトウェアをインストールせずに、インターネットを通じてサービスを必要な時に必要な分だけ利用できる様にしたものです。
つまり「クラウド型会計ソフト」とは、自分のパソコンに会計ソフトをインストールすることなく、インターネットを通じて(ブラウザ等を利用して)会計業務を行えるようにしたサービスです。
「弥生会計オンライン」の特徴
- 銀行明細、クレジットカードなどの取引データ、レシート・領収書のスキャンデータ、スマホアプリで撮影したデータを自動仕訳するので、入力と仕訳の手間が省けます。
- 簿記や会計の知識がなくても使える機能と画面設計になっています。
- 見やすいグラフレポートで、いつでも経営状況を把握できます。
- 電話,メール,チャット,画面共有による操作サポート、仕訳や経理業務の相談にも対応。(ベーシックプラン)
- インターネットへ繋げられる環境ならば、場所を問わず、MacでもWindowsでも利用可能。
- インストールやバージョンアップの作業が不要、常に最新バージョンを利用できます。
- クラウド上でデータが自動バックアップされているので、パソコンが壊れても安心です。
他のクラウド型会計ソフトと比べて「弥生会計オンライン」は、『画面共有による操作サポート』など、サポート機能が充実している点も特徴です。
2015年1月1日以降に会社設立した方なら、初年度0円のキャンペーンを実施しているので、まずは2ヶ月無料体験で使ってみましょう。
納得したら、さらに1年間無料で使えるので、とってもお得です!!
「弥生会計オンライン」を使って得られるメリットとは?
金融機関などとの連携機能や、スキャナーやスマホ撮影により取り込まれたデータを元に、自動で仕訳してくれるので、入力の手間が省けます。
仕訳されたデータを元に、様々なレポートが自動で作成されるので、経営状況がひと目で把握できます。
「弥生会計オンライン」でできること
- 銀行明細、クレジットカード、ICカード、タブレット型POSレジ、請求書データ、スマホアプリから取り込むと自動で仕訳がされます。
- 紙のレシートや領収書はスマホで空き時間に撮影、大量のレシートはスキャナーでスピーディーに取り込んで自動で仕訳がされます。
- 自動で行われた仕訳を確認する作業だけになるので、手入力の必要もなく、帳簿作成の手間が大幅に減ります。
- 自動で仕訳ルールを学習するので、使っていくうちにどんどん賢くなっていきます。
- 登録した取引から、会計帳簿を自動で集計・作成できます。決算書も自動で作成できます。
- 日々入力された取引の集計結果をわかりやすいグラフで表示できるので、経営状況がひと目で把握できます。
POSレジと連携ができる!
「Airレジ」「スマレジ」「ユビレジ」「Uレジ FOOD」「ぐるなびPOS+」といったPOSレジにも対応しているので、日々の細かな売上データの仕訳入力が不要になります。
自動取込・自動仕訳で帳簿作成の手間が軽減!
銀行明細、クレジットカードなどの取引データを自動取込・自動仕訳できるので、入力の手間や入力ミスが無くなり、時間も削減できます。
また、レシートや領収書をスキャナーで取り込んだデータや、スマホアプリで撮影したデータも自動仕訳するので、仕訳入力の手間が省けます。
※口座自動連携ツールにより直接取込可能な金融機関は、法人口座3,000件以上。
会計帳簿・決算書・レポートが自動で作成される!
自動取込などにより入力された取引データは自動集計され、仕訳帳や総勘定元帳が作成されます。
様々なレポートも自動で作成、日々の取引の集計結果がグラフで表示されます。経営状況がひと目でわかります。
決算書類もステップに沿って、簡単に作成することが出来ます。
「弥生会計オンライン」を導入した方々の感想
- 法人化をきっかけに他のクラウド会計ソフトから乗り換え(Roots Product株式会社)
- 導入した理由のひとつに、初年度無料になるというのもありました。実際に試用してみると、使い勝手が非常に良いことが分かりました。直感的な操作なので、これまで迷ったところはないです。
- 使いやすさに加えて、弥生ブランドの安心感が決め手(株式会社HF.M)
- これまで他社のクラウド会計ソフトを利用していましたが「弥生会計 オンライン」に移行しました。経理をお願いしているスタッフの方々からすると、それまで使っていた会計ソフトはとても使いづらいものだったらしいんです。見積書・納品書・請求書を簡単に作成できるWebサービス「Misoca」の郵送代行サービス(オプション、1通160円・税抜)は「私のような小規模の事業者にオススメです。
- Macで動くのは必須条件。初年度無料キャンペーンはとても助かる(DayOut合同会社)
- オンライン版を選んだ最大の理由はMac対応ですね。あとは自分のところにデータを置いておくよりは、サーバーに置いておきたいということですね。他の会計ソフトもお試しで使ったりしました。1か月は無料だけど、その後はお金を払わないと入力したものが取り出せないのもあったり、それでは困ってしまうなと。やはり初年度無料は大きいなと思い「弥生会計 オンライン」を選びました。
- 「チャットサポート」は、身近な“会計の先生”のような存在(株式会社剛建社)
- 小さな疑問でも、チャットならば気軽に相談できて、即解決できる。私にとって、身近な会計の“先生”のような存在です。また文字として履歴が残るので、聞き漏れや勘違いもなく、後で見返すことができるのもメリットです。「弥生会計 オンライン」は、税理士事務所(弥生PAP会員)とのデータ連携もスムーズで、資金調達や助成金申請などの際も、作成してもらった資産表をクラウド上で共有できるのは非常に便利です。
- リモートワークにクラウド会計は必須(株式会社CARAVAN JAPAN)
- 六本木と伊豆大島を行き来しながらのリモートワークが多いですし、それぞれのCARAVANの収支状況を把握するためには、クラウド会計が必須になっています。特に便利だと感じるのは「スマート取引取込」の機能。あと入力作業もとても簡単です。毎日必要な食材や燃料費など、宿にいるスタッフが弥生会計オンラインに取引入力していますが、経理・会計業務のことをまったくわかっていない人でも『かんたん取引入力』なら特に問題を感じません。
※感想は「弥生会計オンライン」公式サイトに掲載されている内容を抜粋したものです。
機能一覧および料金
入力および出力の機能
取引入力 |
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レポート |
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帳簿 |
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法人決算 |
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インポート |
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エクスポート |
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主要スペック
勘定科目体系 | 法人/一般(製造原価管理は未対応) |
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データ件数 | 取引先・固定資産 : 制限なし(100件以上登録すると動作が遅くなる可能性有り) |
勘定科目 : 区分ごとに100件まで登録可能 | |
補助科目 : 勘定科目ごとに100件まで登録可能 | |
事業所データ : 1つのみ作成可能 | |
仕訳の入力 : 一度に10行まで登録可能 | |
入力最大行数 | 勘定科目名称 : 全角半角12文字 |
勘定科目サーチキー : 全角半角8文字 | |
補助科目名称 : 全角半角15文字 | |
取引先名称 : 全角半角15文字 | |
取引金額 : 9桁(マイナス不可) | |
集計金額 : 10桁 | |
摘要 : 全角半角30文字 |
料金
プラン | 無料体験プラン | セルフプラン | ベーシックプラン |
---|---|---|---|
年契約 (※) | 2ヶ月無料 | 26,000円 | 30,000円 |
サポート |
※初期サポート最大2ヶ月間 |
※初期サポート最大2ヶ月間 |
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特徴 | 最大2ヶ月無料。 決算書作成機能は利用不可。 |
全機能利用可。 初年度は最大2ヶ月の無料体験がついて最大14ヶ月。 |
全機能利用可。 初年度は最大2ヶ月の無料体験がついて最大14ヶ月。 |
※価格は税抜です。
サポート比較
プラン | 無料体験プラン | セルフプラン | ベーシックプラン |
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電話サポート | ▲ | ▲ | ● |
メールサポート | ▲ | ▲ | ● |
チャットサポート | - | - | ● |
WebFAQ | ● | ● | ● |
画面共有サポート | ▲ | ▲ | ● |
仕訳相談 | ▲ | ▲ | ● |
消費税改正業務相談 | ▲ | ▲ | ● |
経理業務相談 | ▲ | ▲ | ● |
マイナンバー相談 | ▲ | ▲ | ● |
※▲は初期サポートとして、最大2か月無料で利用可
動作環境
Windows | Mac | |
---|---|---|
日本語OS | Microsoft Windows 10 , 8.1 , 7 | macOS 10.13 , 10.2 Mac OS X 10.11 |
対応機種 | 上記、日本語OSが稼働するパーソナルコンピューター インテル Core 2 Duo以上または同等の性能を持つプロセッサ | インテルプロセッサ搭載モデルのMac |
Webプラウザー | Google Chrome Mozilla Firefox Microsoft Edge Microsoft Internet Explorer 11 |
Google Chrome Mozilla Firefox Safari (※一部不具合が出ること有り) |
メモリ | 2GB以上(64ビット) / 1GB以上(32ビット) | macOS – 1GB以上 |
ディスプレイ | 本体に接続可能で、上記日本語OSに対応したディスプレイ 解像度:1280×768(WXGA)以上必須、High Color(16ビット)以上を推奨 |
セキュリティー
公表しているセキュリティー対策についてまとめてみました。
- 日々のデータバックアップ
- 全ての通信、データの暗号化
- 「Microsoft Azure™」を採用
- 日本マイクロソフト(株)による、24時間体制で監視する物理セキュリティデータセンター
- ウイルス対策、マルウェア対策保護、侵入検出システム、侵入予防氏捨て家、サービス拒否攻撃の予防など、24時間体制で監視
次のような方にオススメです!
- 開業・起業したての方(2015年1月1日以降に法人登記した方、初年度0円)
- 簿記/会計の知識がなくても、複式簿記帳簿が自動作成できるソフトをお探しの方
- 経験者や複式簿記に慣れている方で、仕訳入力をしたい方
- 入力を自動化して、会計業務を効率化したい方
- スマホで出先や移動中などに取引入力をしたい方
- Macで使える会計ソフトをお探しの方
- 実績のあるメーカーのソフトをお探しの方