「ホームページ」「ブログ」「Webサイト」「Webページ」、何がどう違うのか説明できますか?
それらの違いについて解説します。
ホームページ・Webページ・Webサイト
まずは、次の図をご覧下さい。
ホームページ
インターネット上で見られるページのことを「ホームページ」と理解していらっしゃる方が多いと思います。
これは日本だけで広まってしまった誤った認識で、海外では「一番トップのページ」の事だけを指します。
このサイトで言えば、https://llc-myself.com こちらをクリックして表示される1ページのみ。Yahoo! であれば、https://www.yahoo.co.jp こちらをクリックして表示される1ページのみを言います。
日本で多くの方が認識している「ホームページ」とは、上の図で言うとWebページが集まった1つのかたまり、つまり「Webサイト」のことを指して呼ばれています。
日本国内では、「ホームページ = Webサイト」 という認識で良いでしょう。
Webページ
インターネット上で見られる個々のページは、全て「Webページ」です。
このサイトで言えば、今あなたが見ているこのページのことをWebページと呼びます。
上の図でも示しましたが、トップページである本来の意味のホームページも、Webページです。
Webサイト
本来の意味のホームページ配下にある、全てのWebページが集まってできた一つのまとまりを、「Webサイト」または「サイト」と呼びます。
ここのサイトで言えば、https://llc-myself.com/******* と続くURLのWebページの集まり全体を、Webサイトと呼びます。
Yahoo! であれば、URLに https://www.yahoo.co.jp が付くもの全てのまとまりを、Webサイトと呼びます。
日本国内では、このまとまりを「ホームページ」と呼んでいます。
ブログとは?
ブログとは何でしょうか?
ブログは、ウエブログ(weblog)が省略されて、ブログと呼ばれる様になりました。
ウエブログは、Web上にlog(記録)を残すという意味です。
日記などを時系列に公開できる様にしたもので、閲覧者がその記事に対する感想などを自由にコメントできる様にした形式のWebサイトのことを言います。
記事を時系列に並べて公開し、閲覧者が書き込み出来る様にするためには、CMS「Contents Management System(コンテンツマネジメントシステム)」という、サーバー側で動くプログラムを使ったシステムが用いられています。
CMSが使われたブログですが、「○○ブログ」の様に誰がが作成して記事が入っている、そのブログのまとまりは、上で示した図のとおりWebサイトそのものなのです。
ホームページ(Webサイト)とブログ、もう一つの言葉の使い分け
前述したとおり日本国内では[ホームページ=Webサイト]であり、ブログもWebサイトであると解説しました。
しかし、ネット上の記事を見ていると、日本ではもう一つ別の意味での使い方がされています。
「ブログ」は、前述した通りCMSなどを用いて、記事が時系列に並んだウェブログとしての本来の意味で使われているほか、ブログ用CMSなどを用いて作られたWebサイトのことを指して言う場合があります。
「ホームページ(Webサイト)」は、HTMLを用いたサイトという意味であったり、記事が時系列に並んでいない様なWebサイトの事を指して使い分けがされているようです。
例えば、ブログ用のCMSである WordPress を用いて作成された、株式会社カカクコム のWebサイトを見て、「ブログ」と言う人はいないと思います。企業のホームページまたはWebサイトと言うと思います。
この辺りの線引きは、その言葉を使っている人の認識によって、微妙に違いがある様に感じます。